雲の形で天気がわかる? 科学で見る空の表情

雲ってなにでできてるの?

概要:

ふわふわの雲。その正体は“水のつぶ”です。
水蒸気が空の上で冷えて、細かい粒(氷や水滴)になったものなんです。

詳細:

  • 空気中にはいつも“水蒸気”が含まれている。
  • それが冷やされると、空気が水を含みきれず、水滴や氷の粒として現れる。
  • 雲の種類はできる高さ・温度・風の強さで決まる。
  • 雲は「気体(水蒸気)」が「液体(水滴)」や「固体(氷)」に変わる相変化の観察現象でもある。

雲の種類を見分けよう

概要:

雲は形や高さで分類されます。
たとえばモクモクした“積雲”、ベールのような“巻雲”、空を覆う“層雲”など。

詳細:

種類見た目の特徴できる高さ天気のサイン
巻雲(けんうん)すじ状・うろこ状高い(約6〜13km)天気下り坂のサイン
積雲(せきうん)モコモコ・綿雲中層(2〜6km)晴れの日に多い
層雲(そううん)ベールのように広がる低い(〜2km)雨の前触れ
積乱雲(せきらんうん)タワーのように発達高低差大雷雨・大気不安定
  • 雲の形を覚えることで、気圧や湿度の変化が読めるようになる。

“雲の変化”で天気を読む

概要:

天気が変わる前には、空のサインが出ています。
雲の形がどんなふうに変わっているかに注目してみよう。

詳細:

  • 巻雲が空に広がるとき:上空で湿った空気が流れ込み、数日後に雨の可能性。
  • 積雲が夕方に大きく育つとき:積乱雲への成長サイン、雷やゲリラ豪雨に注意。
  • 層雲が空を覆うようになると、気圧が下がって雨の前触れ。
  • 風向きや雲の流れる速さもポイント。変化が急なら天気も急変しやすい。

世界の珍しい雲たち

概要:

空を見上げると、まれに「えっ!? こんな雲あるの!?」と思うような雲に出会うことがあります。
世界のユニークな雲を見てみましょう。

詳細:

  • レンズ雲(Lenticular cloud):山の上空で風が波のように流れるとできる。UFOみたいな形。
  • マモット雲(Mammatus cloud):積乱雲の底に丸い袋が並ぶ雲。雷雨後に多い。
  • 波状雲(Undulatus asperatus):まるで海の波が空を覆っているよう。アメリカやオーストラリアで観測。
  • 雲の穴(Hole punch cloud):飛行機が雲を通過するとできる円形の穴。
  • 日本の“笠雲”や“吊るし雲”も、レンズ雲の一種。富士山でよく見られる。

おうちで雲を観察しよう(親子体験編)

概要:

特別な道具がなくても、毎日の空を観察することで天気の変化を読む目が養えます。
空は“無料の気象実験室”なんです。

詳細:

  • 雲の形・色・動きを観察して、ノートにスケッチする。
  • 雲の写真を撮って、時間ごとの変化を比べてみる。
  • スマホアプリで気圧・湿度を記録しておくと、より科学的に楽しめる。
  • 自分の「雲ノート」を作るのがおすすめ。観察と記録が科学の第一歩!

世界の“雲文化”と科学(知識の旅)

概要:

昔の人たちは、雲を“神のサイン”として見ていました。
世界には雲を使った暦やおまじないもあるんです。

詳細:

  • 古代ギリシャでは、雲は神ゼウスの使いと考えられた。
  • ハワイやポリネシアでは、航海中に雲の形から陸地の位置を判断。
  • 日本の俳句や短歌にも、雲が季節や心の象徴として登場。
  • 科学が進んだ現代でも、雲は“自然を読む知恵”として受け継がれている。

関連記事:

雲の形は、空が語る“メッセージ”。
科学的に見ると、天気の変化のヒントがたくさん隠れています。
次のグループでは、「食べ物の中の科学」に視点を移していきます。
台所の中にも、自然と同じ“科学の空”があるんです。

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